小川直樹
次期衆院選の長崎2区に、体調不良を理由に立候補を見送った現職の加藤寛治衆院議員(75)=自民=の後任候補として、自民党長崎県連は12日、公募による選考の結果、加藤氏の長男竜祥(りゅうしょう)氏(41)を擁立することを決めた。13日にも党本部に申請する。
竜祥氏は長崎県島原市出身。加藤氏が衆院議員に初当選した2012年から同氏の秘書を務めていた。
長崎市内で開かれた公募の選考委員会後、記者会見した竜祥氏は、最重要の政策課題として父親と同じ人口減少対策を挙げ、「政治家が変わっても、地域の課題は変わらない」と語った。
公募は経たが地盤を引き継ぐ「世襲」に批判があることを問われると、「それは事実。真摯(しんし)に受け止めて努力したい」と話した。
長崎2区では8月末、衆院選に向けた事務所開きを済ませていた加藤氏が、健康診断で異常が見つかったとして突然、立候補の断念を表明。後任候補を選ぶ県連の公募に竜祥氏を含む8人が応募していた。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル